ごあいさつ

森林資源を観光資源に活用した地域づくりを目指す!

日本の国土の約7割が森林で占められ、地域によって気候や自然環境が違うため、その環境に適応した森林があります。

山武市の森林計画では、「水源涵養林」、「快適環境林」、「保健文化林」、「木材生産林」の4つのタイプに森林を区分し、それぞれの森林が持つ多面的な機能を発揮するため、その機能に応じた森林整備を行うこととしています。
森林には多くの動物が生息しています。ニホンジカ、イノシシ、ハクビシン、アライグマなどの哺乳類が生息し、人の住む地域に隣接する里山に近づくにつれ、畑を荒らしたりしているようです。
森林は樹木や草、コケなどの植物や、菌類、土壌微生物が存在し、これらを食料・栄養分とする昆虫などが棲息し、それを捕食する鳥類、爬虫類、哺乳類などが集まり、生態系を形作っています。森林はそうした生態系や生物種~いわゆる生物の多様性を保全してゆく機能があります。
豊かな森林は動物にとっても大切な生活の場であるため、共存のための対策が望まれています。
毎年季節になると騒がれる花粉の大量飛散による花粉症は、もはや国民病といってもよいと思います。
山武の森も、森と共に暮らしてきた山里も、今、大きな危機に直面しています。
そして、近年の地球温暖化は大きな問題です。
地表面から放出されるエネルギーが、大気中にある二酸化炭素やメタンなどの“温室効果ガス”によって跳ね返され、大気や地表が温め直されてしまうことで、気温がどんどん上昇してしまうといわれています。温室効果ガスのCO2を吸収し、炭素として蓄えられるのは森林です。
CO2を吸収し、排出を抑える森林を守り、広げていくことも大切なことです。
このようなことを背景に、異常気象による洪水や土砂災害が頻発し、森の災害防備の働きや、二酸化炭素を吸収する力が、改めて注目されるようになっています。
再生可能資源である木を使うことや、都市生活でたまった心身の疲れを癒やすことを森に求める人、スポーツやレクリエーションの場として森を楽しむ人も増えています。

これら森の恩恵を必要としているのは、実は、都市に住む人々なわけで、都市の人々と地域も一緒になって森の危機を解決できるよう、 グリーンピアフォレストは皆様と一緒に進んで参ります。