Brand Story

私たちの想い

文:運営 八角直幸

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はじめに

――― このブランドブックを書いた理由

このページを見ていただき、ありがとうございます。このブランドブックは、会社を紹介するためだけに作ったものではありません。私自身が、仕事に追われたり、迷ったり、立ち止まった時に、「自分は何を大切にしたかったのか」を思い出せるように書き始めたものです。

毎日の仕事に追われていると、大切にしたかったことを、少しずつ忘れてしまうことがあります。だから私は、その時々で感じたことや、忘れたくない想いを書き残しておこうと思いました。

このブランドブックは、未来の自分へのメッセージでもあります。20年後に読み返した時、「そうそう、自分はこんなことを考えていた」と、原点を思い出せるものにしたいと思っています。

そしてもう一つ。このページを見てくださった方に、GREENTOPIA FORESTがどんなことを考え、どんな未来を目指しているのかを知っていただけたら嬉しいと思っています。読む人を限定するつもりはありません。読みたいと思った人が自由に読んでくれたらいいと思っています。

木陰のベンチに置かれた一冊の本

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私の原点

――― 祖父・父と過ごした森での記憶が、想いの原点であること

私は自然が好きです。でも、都会も好きです。都会は便利で、いろいろなものがそろい、たくさんの人や新しい考え方に触れることができます。だから、「自然だけが一番いい」と言いたいわけではありません。

それでも、ふと心に浮かぶ景色があります。小さい頃、祖父や父が山で仕事をしていた場所です。私は、祖父や父の仕事を近くで見ながら、子どもなりに枝を拾ってまとめたり、時間があれば山の中で遊んだりしていました。祖父が休憩になると、よくジャムパンをくれました。父にはトラクターに乗せてもらいました。

私にとって森林は、仕事になる前から、大切な思い出がある場所だったのだと思います。それでも、森林を管理し、次の世代へつなぐことで、今の子どもたちにも、その人なりの思い出が生まれる場所を残したいと思っています。私が残したいのは、自分の思い出そのものではありません。それぞれの人が、それぞれの時間を過ごし、自分だけの思い出をつくれる場所です。

小さい頃、祖父や父と森で過ごした記憶の情景

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立ち止まったから見えたこと

――― 一人で抱え込まず、みんなで支え合う関わり方に気づいた経験

ある出来事をきっかけに、私は少し立ち止まる時間ができました。その時間の中で、今までの自分を振り返ることが増えました。

私は、人に何かをお願いすることが得意ではありません。だから、できることは自分でやろうと思い、何でも一人で抱え込んできました。でも、それでは続けていくことが難しい。そう気付くことができました。

人には、それぞれ得意なことと苦手なことがあります。全部を一人でやろうとしなくていい。それぞれが自分にできることを持ち寄り、苦手なところは支え合えばいい。そう考えるようになりました。

GREENTOPIA FORESTも、私一人を中心に人が集まる場所にしたいわけではありません。誰かに答えを教えるのではなく、一緒に考える。一人で完成させるのではなく、一緒に育てていく。それが、今の私が大切にしたい関わり方です。

森の手入れをするスタッフたちの様子

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受け継ぐということ

――― 森を受け継ぐ不安と向き合い、「一緒に考えよう」という姿勢に至った想い

私は、森林を受け継ぐ立場です。だから、森林を受け継ぐことの喜びだけではなく、不安や難しさも、自分に直接関わる問題として考えています。

森林は、大切な財産です。一方で、管理や維持には時間も費用も必要です。受け継いだ人が、「この山をどうしたらいいんだろう」と悩んでしまうこともあります。私自身も同じ立場だからこそ、その悩みを他人事にはできません。

だから私は、森林を「守ってください」と一方的に伝えたいわけではありません。私が伝えたいのは、「一緒に考えませんか」ということです。

私が目指したいのは、森林を残すことだけではありません。受け継ぐ人が「困った」と感じる森林ではなく、「残してくれてよかった」と思える森林にしていくことです。それが、GREENTOPIA FORESTで実現したいことです。

切り株のそばで、森の未来について話し合う三人

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思い出が生まれた場所

――― 誰かの思い出が生まれる場所を、未来へつなぎたいという願い

私にとって自然は、何かをしなければいけない場所ではありません。自然の中で何をするかは、人それぞれです。家族と過ごす人。友達と笑い合う人。一人で静かに過ごす人。どんな時間でもいいと思っています。

その時間の中で何かを感じたり、昔の景色を思い出したり、少し立ち止まって考えたり。そんな時間になったら嬉しいと思っています。私にとって、そのきっかけは森林でした。

だから私は私の思い出を残したいのではありません。その場所で過ごす人たちにも、それぞれの思い出が生まれ、未来へつながっていったら嬉しい。それが、私がGREENTOPIA FORESTで大切にしたいことです。

山々を望む森の中に佇む一人の後ろ姿

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なぜGREENTOPIA FORESTなのか

――― ブランド名に込めた、まだ育ち続ける意味

GREENTOPIA FORESTという名前は父が考えた名前でした。最初から深い意味を考えていたわけではありません。活動を続ける中で、GREENは自然体、TOPIAは心地よい場所、FORESTは私の原点の景色という意味を、自分の中で少しずつ重ねるようになりました。

この名前はまだ完成していません。活動を積み重ねることで、この名前の意味も育っていくのだと思っています。

切り株に腰掛け、語り合う二人

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変わるもの、変わらないもの

――― 時代とともに変わる活動と、変わらない想い

私たちの仕事は、森林を管理し、木材を生産し、販売することです。会社として続けるためには利益も必要です。だから私は、利益と想い、そのどちらも大切にできる方法を考え続けたいと思っています。

活動は時代とともに変わっていくでしょう。でも、「誰かにとって、思い出が生まれた場所を未来へつないでいきたい」という想いだけは変わりません。変わることを恐れず、でも大切な想いだけは変えない。GREENTOPIA FORESTは、そんな会社でありたいと思っています。

並んで山の景色を見つめる二人の後ろ姿

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未来へ

――― 未来の自分と読者へ向けた、変わらぬ願いのメッセージ

このブランドブックは未来の自分へのメッセージです。考え方も活動も変わるかもしれません。でも、「誰かにとって、思い出が生まれた場所を未来へつないでいきたい」という想いだけは忘れたくありません。

このページを読んでくださった方が、自分にも思い出が生まれた場所があったことを思い出してくれたら嬉しく思います。GREENTOPIA FORESTも、このブランドブックも、これから少しずつ育っていく存在でありたいと思っています。

森の道の先に広がる未来を見つめる後ろ姿